札幌市白石区のルーツを学ぶなら「白石郷土館」 ─ 区役所内で気軽に“開拓の記憶”と出会う完全ガイド

白石郷土館の写真 施設

地下鉄東西線「白石駅」から徒歩8分。白石区役所を訪れた人が「えっ、ここに資料館?」と驚く場所――それが白石郷土館です。

2016年11月に区複合庁舎の1階に誕生したこの常設展示室は、白石区の礎を築いた白石藩士団の入植物語を中心に、写真・映像・生活道具で“まちの記憶”を伝えています。

入館無料、平日8:45〜17:15はいつでも立ち寄れるお手軽さが魅力。本記事では、初めて足を運ぶ人でも迷わないように、展示ハイライトからアクセス、周辺スポットまで徹底ガイドします。

白石郷土館とは?― 区役所に併設された“学びのオアシス”

白石郷土館の写真

白石区複合庁舎(白石区役所・白石区民センター等が入居)の完成に合わせ、2016年11月7日に開館した無料の郷土展示室。重厚な歴史建造物ではなく、バリアフリー仕様のモダンな公共施設内に設置されているため、車椅子やベビーカーでも安心して見学できます。

  • 所在地:札幌市白石区南郷通1丁目南8-1 白石区複合庁舎1階
  • 開館時間
    • 月~金 8:45-17:15
    • 第2土曜・日曜 10:00-16:00
  • 休館日:祝日・年末年始(12月29日~1月3日)
  • 入館料:無料
  • 駐車場:庁舎立体駐車場(来庁者は60分無料、以降有料)

展示内容と見どころ

1. 白石藩士の入植物語ゾーン

1869年、旧仙台藩白石城下(現宮城県白石市)から131戸463人がこの地に入植。

彼らの苦難と挑戦を、当時の日誌や役宅模型、開墾道具で再現しています。大型スクリーンの映像「白石に吹いた北国の風」は必見。

2. 写真でたどる「白石百年」

明治から平成までの街並み変遷を、パノラマ写真と空撮で比較。東西線開通前後の風景は、地元世代には懐かしく、若い世代には新鮮です。

3. くらしの道具ギャラリー

石炭ストーブ、木製スキー、ホーロー看板など、昭和の家庭用品を展示。触れることはできませんが、当時の生活音を再現したサウンド演出で没入感たっぷり。

4. 体験コーナー(週末限定)

第2土日の開館時間中は、拓本取りやサッポロビール木箱積みゲームなど、子どもから大人まで楽しめるミニワークショップが開催されることも。※内容は月替わり、区ウェブサイトで要確認。

白石郷土館をもっと楽しむ3つのポイント

白石区役所食堂の写真
  1. ランチ前後にサクッと寄れる
    展示面積は約200㎡、所要30〜45分。区役所の手続きのついでや周辺ランチの前後にちょうど良いボリュームです。
    白石区役所食堂のレポートはこちら
  2. パンフレットの年表が秀逸
    無料配布の「あらすじ年表」は、白石区外の人にも分かりやすいと評判。旅のお土産にも。
  3. SNS撮影スポットあり
    館内唯一の撮影OKエリア「開拓農具ウォール」では、巨大鍬や水桶を背景にレトロ写真が撮れます。ハッシュタグは #白石郷土館。

白石郷土館の行き方とアクセス詳細

地下鉄白石駅の写真
起点ルート所要メモ
地下鉄東西線 白石駅5番出口→南郷通を西へ約350m徒歩約8分地上に出たら右方向
JR 白石駅駅南口→バス[白24]「区役所前」下車約15分タクシーなら5分強
札幌中心部国道12号線を南下→南郷通交差点左折車約15分駐車場60分無料

札幌市白石区のルーツを学ぶなら「白石郷土館」 ─ 区役所内で気軽に“開拓の記憶”と出会う完全ガイドのまとめ

白石郷土館は「区役所の一角だからこそ」アクセスしやすく、無料ながら展示の質が高い“穴場ミュージアム”。

白石藩士の入植史を軸に、写真や生活道具で時代を追体験できるため、地元住民はもちろん札幌観光リピーターにもおすすめです。次の休日、手続きや買い物の合間に立ち寄って、まちのルーツに触れてみませんか?

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