大きい大仏?曹洞宗 大昌寺の札幌薬師大仏 札幌市白石区北郷

札幌薬師大仏の写真

先日、札幌に天気が良かったのでいつもとは少し違う道を散歩していたら、ふと視界の先に大きな大仏様のシルエットが見えて「えっ、こんなところに大仏?」と驚きました。

札幌薬師大仏の写真

近づいてみると、それは想像以上の迫力。かなり堂々としたお姿で、まわりの静かな雰囲気の中でひときわ目を引いていました。泉龍山 大昌寺の歴史と合わせてご紹介いたします。

札幌市白石区に来た際には一度はご覧になっていただきたいスポットです。

札幌薬師大仏について

札幌薬師大仏の写真
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大昌寺四世・佐藤照禅住職が、保護司やPTA会長などを通じて家庭や地域社会における生命尊重や感謝の心の希薄化を危惧し、「やすらぎの空間」を求めて薬師大仏建立を発願したことが始まりです。

古来「医王如来」と呼ばれ人々の病を癒す薬師如来をシンボルに選び、平成18年に奈良薬師寺の御本尊「薬師瑠璃光如来」を勧請して原型製作を進め、山形県で青銅鋳造した大仏を平成21年に大昌寺境内へ設置。

平成24年に奈良薬師寺の元管主による開眼法要が執り行われ、北海道初の純青銅製大仏が完成しました。

れは国や宗派を超えて誰もが手を合わせ、身心の病の救済を祈る象徴として建てられたものです。

泉龍山 大昌寺の歴史

大昌寺の写真
大昌寺の写真
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  • 昭和29年:中央寺四世・鶴湛文英大和尚によって中央寺説教所として開教。
  • 昭和39年:二世・聖嶽義賢大和尚が白石中央に仮本堂と庫裡を新築し、「大昌寺」の寺号を公称。
  • 昭和52年:三世・黙堂精禅大和尚が白石区北郷へ移転し、本堂・庫裡・納骨堂を新築。
  • 昭和56年:鐘楼堂が建立され、毎朝6時の梵鐘と大晦日の除夜の鐘が始まる。
  • 平成4年:四世・東洋照禅大和尚による伽藍整備が進められ、新納骨堂を建立。
  • 平成12年:宮大工(株式会社金剛組)による純木造の新本堂と坐禅堂を備えた客殿を建築し、曹洞宗認可の参禅道場となる。
  • 平成15年:合葬納骨供養堂を台座にした露坐の「札幌薬師大仏」建立を発願。
  • 平成24年:奈良薬師寺の薬師瑠璃光如来を勧請し、開創60周年記念法要とあわせて大仏開眼法要を修行。

これらを通じて大昌寺は、仮設の説教所から始まり、移転や各種建築、鐘楼堂の建立などの伽藍整備を重ね、最終的には純木造の本堂をもつ参禅道場へと発展。さらに露坐の「札幌薬師大仏」建立という大きな節目を迎え、開創60周年を記念して大仏開眼法要を行うまでに至っています。

泉龍山 大昌寺 札幌薬師大仏

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